向井 由姫(むかい ゆき)
平成6年 医師免許取得
臨床分子栄養医学研究会 指導認定医
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
日本骨粗鬆症学会認定医
日本キレーション協会認定医
私自身、子供の頃から頭痛、吐き気、倦怠感等体調不良を感じる事がありましたが、その症状をどう表現したらよいかわからず、親にもうまく伝えられずにいました。不調は大学時代も、その後働き始めても時々ありましたが、現代医学を学んでもその知識ではうまく解決できずにいました。ただ、今思い返すと何となくいつも疲れが取れずにいたように感じます。
職場の健康診断では、血液検査で正常範囲内であっても、コレステロール100、中性脂肪50を下回る事もよくあり、肝機能も正常範囲でしたがとても低く一桁でした。それでも結果は正常という診断になり、何かおかしいとは感じていたものの、それまで学んだ医学の知識では答えにたどり着けずにいました。異常ではないかと気がついたのは、その検査値が食べれない状態になってきた方の血液検査結果と似通っているのではないかと感じた時で、自分はかなり栄養状態が悪いのではないかと思うことはありました。
しかし、食事は普通に摂っているし、その頃の知識では、自分の食事がそんなに悪いと思うことはありませんでした。体のキツさは軽快しないので、気持ちの問題、気合が足りないのではないかと考え積極的に運動もしてみました。ところが、そうするとキツさは倍増し、言いようのない倦怠感に襲われたりしました。結婚、出産後も同様の倦怠感がありましたが、布団から這ってでてでも、家事、育児、仕事を続けるしかなかったんです。往生際悪くいろいろ食事療法を試してみては良い結果は得られずの繰り返しでした。そんな折、2009年に出席した東京での高濃度ビタミンC点滴療法の会で、溝口徹先生の講義を拝聴し、分子栄養学に出会い、目からうろこの落ちる感覚で分子栄養学の勉強を始め現在に至ります。
当外来においては、食事を治療の柱と考え、その上で西洋薬、漢方薬、オーソモレキュラー、プラセンタ等を用いて加療させていただきます。自分なら、家族ならどのような治療を受けたいかを考えながら、その方に合った実現可能と考える方法を提案させていただいております。栄養療法はパーソナルな治療です。
また、デール プレデセン博士の著書『アルツハイマーと終焉』で紹介されているリコード法のバイオロジカル検査においても当院において、可能な範囲で対応しております。リコード法は栄養療法とかなり重なるところを認めます。栄養改善=認知機能改善につながる部分多くみられるようです。
ご興味がございましたら、お問い合わせください。